専業に憧れる小口相場師の小話

兼業相場師、専業相場師目指します

株式におけるローリング

こんにちは友午です。

 

今回は株式投資におけるローリングについて考えてみたいと思います。

実際のところ株式においてのローリングはありません。

 

一般的にローリングとはサヤ滑りともいい、商品先物取引順ザヤのときに先物を売建てて納会まで保有することです。

 

では、株式においてはどのように定義とするのか?

以前に紹介した、著者 林輝太郎氏『ツナギ売買の実践』では。

 

信用取引の期限である6カ月間売建てを保有し、毎月売り続け期限の6カ月後に買い戻す。

 

王子HD(3861)を例にすると

 

2020年1月の初値は575円、6月の初値は539円

空売りし買い戻すと36円の値幅の利益です。

この要領で毎月売り続けると(買い続けると)

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売建てでは、639円分の値幅がになります。

買建てでは、639円分の値幅がになります。

 

直近1年半では買方有利の相場ということになります。

 

では、もっと長い期間ではどうでしょうか?

2009年~2020年で検証しましたが先ほどの表で示すと、とてつもなく長い表になるので一代足チャート(6カ月期間)をご覧ください。

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白抜きと黒抜きのロウソク足があります。

これは、六カ月で1本の足です。それを、ひと月ずつ書いたものです。
(1本目の陰線は2009年1月の初値から6月の初値まで)
(2本目の陰線は2009年2月の初値から7月の初値まで)
(3本目の陽線は2009年3月の初値から8月の初値まで)

 

では、2009年~2020年の値幅はどうなったかというと

売建てでは1189円分の値幅になりました。(買建てではになる)

 

その他の銘柄はどうでしょう

東レ住友化学日本水産ENEOSでも一代足を見てみましょう。

ENEOSは、2010年4月から

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東レ・・・売建てでは748円分の値幅がになりました。(買建てではになる)

住友化学・・・売建てでは976円分の値幅がになりました。(買建てではになる)

日本水産・・・売建てでは1217円分の値幅がになりました。(買建てではになる)

ENEOS・・・売建てでは100円分の値幅がになりました。(買建てではになる)

 

近年においては買方有利と言えるでしょう!

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なので、買方に回り資産形成をすることをお勧めします!

 

それでは・・・オワリ\(^o^)/

 

 

 

っとここで終わってしまえば、どちらが儲けられるか、損得勘定の内容になってしまいます。

 

相場師・技術者になる者としてもう少し考えます。

たかが5銘柄の検証では、検証不足ですしリーマンショック後の相場で検証をしていますので売方には不利な期間です。 また、相場にはうねりがあり、その時々によって買方が有利なのか売方が有利なのかに分かれます。

 

買方有利理論

① 日歩稼ぎがなくなった(昔は空売りをすると日歩といい利子を受け取ることができた)

② 日銀の買い支えがある

③ (個人投資家)インデックスファンドによる買い入れ

④ 株式はインカムゲインがあり、長期であれば投資家にとって利を得られる

⑤ 株式相場は年間プラスの成長率がある(歴史が証明している)

⑥ 株式会社は利益を求めて、株価を下げることを目的としていない

 

他にも理由はあると思いますが、上記の理由で株式においては買方が有利だと思ってます。

 

でも、私はコストダウンを目的とした売ツナギをしています。

売方の人間です。

以前、こんなツイートをさせていただきました。↓

 

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それに、日銀の買い入れもいつかはなくなるでしょうし、先進国を中心に少子高齢化を迎えています。 日本株の将来は(ずっと)明るいというわけにもいきません。

 

それに、一代足を再び見ると次は下げの順番です。

大きいロウソク足が何本も続く傾向があります。

それだけ、トレンドは長く継続するということを前提に考えると、売方有利の相場が回ってくる思ってます。

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いつ買方有利の相場が終わり、いつ売方有利の相場が訪れるか分かりませんが、安値で現物株を買い仕込み、6カ月以上の上げが続けば売方に回れるコストダウンのツナギは決して大利をもたらすやり方ではありませんが、下げ相場でも資産を守り増やしていけるやり方だと思います。

 

筆者は現物株を持っての売方です。
本当の売方ではないかもしませんが(むしろ買方なのかもしれないw)、『ツナギは知性のあらわれ』というイギリスのことわざがあります。 考え方によっては、技術的巧妙を抑えた売買なのかもしれない。