専業に憧れる小口相場師の小話

兼業相場師、専業相場師目指します

相場は敗者のゲーム(その1)

 

お久しぶりです、友午です。

 

しばらく更新してませんでしたが、相場からは退場もしてませんし、普段通り元気です。

 

増田蔵人さんの書籍で気になる本がありましたので読んでみました。

 

その書籍がこちら

投資で負けている投資家が読むべき投資の本 著 増田蔵人(電子書籍版のみ)

 

この書籍を読んで、筆者の相場に対するスタンスが変わったのかというと、ほとんど変わりませんでした。

 

もう少し、ガードを固めて戦うかな?そんな程度でした。 今後相場で退場せずに生き残るための行動や考えをすでに持っている。 そんなところでしょうか(;^ω^)オイ自画自賛かよw

 

裏を返せば年利数十%や数百%も稼ぐようなアグレッシブさもセンスもなんですけどね(/_;)

 

最近、思うことがありまして、凡人は凡人のやり方で平凡に利益を得られれば良いと。

 

過去の私もそうなのですが、BNF氏やテスタ氏のような専業投資家に憧れていました。 しかし、彼らはカリスマ的に上手いんだと思うんです。 みんな、バンバン稼ぐことに憧れそして、自滅していく。

 

まさしく、敗者のゲームのように。

 

相場で得られるものは富、失うものは命まで

株式信用取引で、だれしも一度は聞いたことがある相場格言が

買いは家まで 売りは命まで

とあります。 私は、信用取引肯定派(信用買いは否定派信用売りは肯定派)ですし、むしろ売方の人間だと思っているので、この格言は下手くそ向けへのメッセージ程度としか思ってません。

 

さて、著書の中で、相場の失敗により、富と命を失った例をご紹介します。

 

アイザック・ニュートン(損失額360万ドル)

あの、リンゴが落ちて万有引力があるということに気づいたニュートンです。

今からおよそ300年前のイギリスでは空前の株ブームで、政府が売り出した100ポンドの南海会社が爆発的な人気になり、ニュートンもそれに乗っていた。 

素早い利益確定で一時的には利益になったが、まだまだ騰がる株価を前にしまった、手仕舞いが早すぎた」と思い、再び買いでる。 しかし、ニュートンが再び買ったのは天井、あれよあれよと株価は大暴落、すぐに損切をすれば良かったが、夢をもう一度と思い、下がる途中で買いを増やしたが、価格は戻ることはなかった。

 

ジョージ・ソロス(損失額10億ドル)

2016年のアメリカ大統領選挙で、多くの評論家はトランプ大統領が当選すれば、株価は暴落すると予想していた。 ジョージ・ソロスもその一人であった。

トランプ代表が当選となり空売りを仕込んだが、株価は、予想とは裏腹に上昇を続けた。 ソロスは、いずれ暴落すると踏み売り増しを行った。 損切を決行した、2017年9月末には株価は20%も上昇し損失額10億ドルと言われている。

 

ソロスの過ちは、トランプへの個人的な嫌悪感により感情的になり冷静な判断が出来なかったことと振り返っている。

 

岩本栄之助(拳銃自殺)

明治時代の大阪株式取引所の仲買人。

明治39年の株式市場は暴騰していた、仲買人仲間がいずれ暴落すると見込み売り方に回っていた。 ところが、暴騰は止まらず、手堅く買い方に回っており莫大な株数を持っている岩本に売り方に回ってれとお願いし、それをなんと承諾した。 つまり、損をした仲間を救ったのである。 

また、子供たちの学問をさせるために、私財(今でいう数十億円)を大阪市に寄付している。

 

大正時代、世界第一戦争勃発による影響で株価は高騰。 「大衆の買いの場合は逆を取れ」の格言の通り売方に回るが、膨大な損を出してしまった。

寄付したお金のうち少しでも返してもらえばいいじゃないかという仲間の問いかけにも「一度寄付したものを返してくれというのは大阪商人の恥」として断固拒否した。

 

のちに自宅で拳銃自殺を試みるが、即死とはならず5日間苦しんだのち39歳という若さでこの世を去る。

 

ジョージ・リバモア(拳銃自殺)

アメリカの投機家、4度の破綻、そして最後はホテルの一室で遺書を残し自殺。

彼の売買はギャンブル気質(順張り増し増し、ゴリゴリスタイル)といわれており、売買は激しかった・・・

自分はギャンブル気質であることに気づいていたが、無謀な賭けの快楽から抜け出せず、最後は自ら失敗者と遺書に残し自殺している。

 

立花義正(片足切断)

相場師として最後に当時3億円といわれる資産を残してこの世を去るが、相場師になる過程で、片足切断の事故を負っている。 事故は、会社員時代に勤めていた造船所で起こるが、事故の原因となったのは、相場による損だった。 株の売買でうまくいき始めたとき、ナンピン3分の1」「乗せ3分の1」「ツナギ3分の1」を守らず、海運株と郵船株そして小豆の買いのポジションを取っていた。

そして株と大豆が暴落、証券会社からの追証の連絡がいき、食事は喉も通らず、ヨロヨロの状態で工場の中で飛んできた鉄板に当たり(おそらく自ら危険エリアに侵入したと思われる)、最終的には片足切断になる大けがをした。

 

このように、相場には失敗がつきものです、失敗について次回はもうちょっと考えていきたいと思います。

 

それでは、またお会いしましょう(=゚ω゚)ノ

 

 

王子HD打診玉 2021.9.9

こんにちは友午です。

 

一度打診玉を入れて手仕舞った売買記録があるのですが、すぐ抜けたし記事にしなくても良いかなっと思っていたのですが、一ヵ月も更新をしていなかったので、ちょこっと記録の意味も込めて本記事を更新します。

 

8月に売で取って、再度売から入りました。(下記、記事と売買譜ご参照ください。)

yugo-tk.hatenablog.com

 

 

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参考にロウソク足チャートを載せます。 (筆者は、手書きの折れ線グラフを見ての売買です。)

8月に手仕舞ったのは、8月18日の寄付き@598円でした。
手仕舞った後は、数日小刻みに横ばい、ストーンと落ちて、26日には、終値で571円になりました。 初めての570円台です。

 

この日に、売れる日があれば売から入りたいと思いました。

ただ、26日に下落してから3営業日程横ばい下げ渋っている動きとも感じます。(これは後から気づきました。)

 

売った後は、そのまま、トントントンと下がることを期待していたのですが、どうも、様子がおかしい(´゚д゚`)、下げのリズムではないなと感じ、9日寄付きで手仕舞い@589円

 

売598円➡589円買戻し

寄付きが有利に働いてくれてラッキーでした。

 

その後の動きも横ばい、600円に抑えられているようにも感じます。

日柄的にも、月足で5ヵ月連続で陰線を付けてますし、値動きが小さくなってから上がる癖も見せています。 買いから入る予定ですが、今入るのは早く投げるケースが多いので待機します。

 

とりあえず、今週は3営業日しかありません。 今は待機の時。

 

(2021.9.19現在)

 

 

王子HD分割売買 2021.8.18

こんにちは友午です。

 

今回は、王子HD分割売買の記録です。(自分用の記録) 

 

王子HDは6月、7月と横ばいでどっちに動くのか分かりずらいなっという印象でしたが、高値・安値を切り下げているようにも思え、弱さを感じましたので、売から入りました。

 

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複雑な玉操作できる技術水準ではありませんので、1-1-の2分割でのチャレンジです。(私の心の中の林先生が、とにかく2回に分けて売ってごらんなさいって言っているように聞こえましたのでw)

 

初めの玉は、7月27日寄付きで200株売を入れましたがなんだか、玉を持った感じはしませんでした(。-`ω-)

 

この200株を1-としたのですが、緊張感を持てないなーっと

 

昔は最小単元って1000株だったんですよ。 私からすると1000株って大きくまとまった玉だなーって印象です。 でも、昔の人は打診でも1000株だったから、緊張感持てたんでしょうか?

 

それで、翌日800株を追加して1000株の売保有にしました。(ナンピンしたというわけでは無いですよ)

この1000株でー1とみなすことにしました。

それで、緊張感が増したかというと・・・含み損を抱えているときはヒシヒシと伝わってきました。(;^ω^)

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ポジションを取って最初の関門なんですが、8月2日にポーンと跳ね上がりを見せてます。

終値で654円(前日比+25円)、保有ポジションから20円程逆行してます。

後から見れば、絶好の増し玉のチャンスですが、そんな勇気はなかったです。 むしろ、明後日入りなおしてもいいから損切しようかとも思ってました。

 

悩んだ結果(たぶん2分くらい)、上昇する癖ではない。

 

という判断から損切はしませんでした。 もちろん、売増しする勇気もなかったです。

 

その後、順行に転じすんなり600円近辺に落ちていきました。(8月6日)

その時の、心境は「レンジを下抜いて下落トレンドに入ったかな、手仕舞いしたい気持ちはあるが、継続(保有)したい気持ちの方が強い

 

以後、日々の心境

 

10日(火)

+7円の、5日続落からの小反発、問題ない、売保有だ。

600円で一度反発はしているもの、グラフからは強さは感じない。

 

11日(水)

5日続落からの2日戻し、上げの勢いがあるようには感じない。

明日、寄り付きで売を追加する。(乗せ)

 

12日(木)(建値:624円@1-0追加)

前日比-3円、運良く?寄付きは高かったが、場帳、グラフからは、強さみたいなものは感じなかった。

 

13日(金)

戻り3本目。 一応下げ目線ではある。

下がって・下がって・・・下がって、騰がって、騰がって、下がって、騰がって(今日)、下げのリズムが崩れてしまったのかな? 16日(月)の1日様子を見よう。

 

16日(月)

少し嫌なリズムになっているなか、前日比-19円、正直ホッとした。

600円の節目が機能しているのか分からないが、気になる節目。

 

17日(火)

下げ幅少。 下げの勢い無い、売増ししてから2本取れた。

翌日手仕舞いしよう。

 

18日(水)(建値:598円@0-2手仕舞い

 

平均値:629.1円➡598円(買戻し)

 

今回の売買は、とても満足です。(*´ω`*)

後から見れば8月頭に載せられれば良かったのですが、2回目の売は上手に乗せられたっと思います。

 

さらばENEOS!ひとつの銘柄に真剣に向き合う

こんにちは友午です。

 

私は、林輝太郎氏などのひと昔の相場師が残した書籍を好んで読みます。

これでやっと、相場をするスタートラインに立てたような気がしましたので、記事にまとめました。

 

 

1.銘柄を限定せよ 

 

板垣浩氏は確か4銘柄くらいで価格帯が似ている銘柄での練習を勧めています。

立花正義氏は1銘柄に絞って練習(小豆や日本電気)そしてプロになってもパイオニア1本で売買をしています。

そして、林輝太郎氏の書籍では1銘柄で1つの手法で練習しなさい、銘柄を増やすと逆に上達が遅くなりますっと・・・

 

筆者が見落としているだけかもしれませんが、なぜ?かははっきり書かれていないのですよ。

 

共通しているのは手を広げすぎないこと。

 

そんなことで板垣浩氏の『自立のためにプロが教える株式投資』が大好きな筆者としては複数銘柄(5銘柄)で練習してました。

 

ところが、銘柄を増やす弊害をはっきり体得したのです。

・グラフ更新が作業化になる

・場帳から終値を数日前から追ってゆくのがめんどくさいなる

・場帳記入が作業化になってしまう

・場帳からうねりの感じを読み取らなくなる

です。(要は集中力が無いだけなんですけど・・・(;´д`)トホホ)

 

そして、場帳からうねりを体得す感じを唯一感じられたのは、住友化学の場帳を2カ月分並べて眺めているときに、緩やかに下がっているなーこれは、もう下げトレンドかな!?と感じ取れたのです。(なんていうのかな?緩やかな坂道にボールが転がっているような)

 

この感じを得られてのは嬉しかった(●´ω`●)

 

場帳から値動きの波を得られるのはこういう事か!?

これを、毎日5銘柄分も感じ得ようというは、初心者に難しいですね。

 

では、いつ銘柄を増やすことができるのか? 現時点での筆者の答えは、無意識レベルで場帳を眺めているだけで値動きの波を感じ取れるようになってからだと思ってます。

 

それまでは、王子HDを一本で取引することに決めました。

 

でもね、本当はね?コストダウンのENEOS練習銘柄の王子HDの2銘柄にしようと思ってたんですが、Twitterのフォロワーさんから、ご指摘というか助言をいただきまして。

ENEOS手仕舞いすることにしました。

 

2.なぜ、メインのENEOSを手仕舞ったのか?

 

現物株を底値近辺で保有してましたから、上昇すれば売ツナギをし、さらに上昇して失敗だと思えば現渡をすれば損をしない状態でした。

ENEOSだけをやっていれば利益をコツコツと儲けられる状況だったとは思います。

 

でもね、それはね、たまたま、コロナショックの影響で安値で仕込めただけなんですよ。 時代を味方にすることも大切ですがまだ技術が伴っていないので、すべて手仕舞ってスッキリさせました。

 

儲けるのは、儲けられるようになってから、儲ければいい(by 友午)

これから、たくさん失敗して値動きを体得したいと思います。

 

3.ひとつの銘柄に向き合う

さて王子HDに限定した理由として

・一番長く付き合っている銘柄

・3ヵ月周期、6カ月周期でうねりを見せている

・値動きが激しくない

・上昇前の癖がある

ということろでしょうか。 とにかく王子HDの値動きが好き(●´ω`●)

 

とことん、王子HDの場帳グラフに向き合って精進したいと思います。

 

ツナギ売買の学習と実践 著書 増田蔵人 その②

こんにちは友午です。

 

本記事は、ツナギ売買の学習と実践 著書 増田蔵人 その①の続きになります。

まだその①をご覧になってない方は、その①からよろしくお願いします。

 

yugo-tk.hatenablog.com

 

4.道具

そして、中盤より道具つまり場帳・玉帳・資料そして値板について紹介されているが、「分割売買」や「うねり取り」に精通している方であれば、割愛しても良いでしょう。

著者は場帳・玉帳・値板については手書きではなく、エクセルで記入しているようだ。(値板には平均値を記入している)  手書きにするかPCを使うかは個人の自由であるが、グラフに限っては絶対に手書きを勧めている。 PCの弱点である決められたスペースに縦軸(値)横軸(期間)が収まるようにされているため、値動きのダイナミズムが捉えられない、画面の外側の値動きが想像できにくいなどをあげている。

 

5.建玉の操作とナンピン

そして、著者の基本的なポジション操作は、ナンピンによる分割売買である。

では、どのようにナンピンするかというと、平均値を意識して、中央値より有利にナンピンすることを勧めている。

 

参考例

 

買)((500円×1単位)+(400円×1単位)+(300円×1単位))÷3=400円(平均値)

       中央値400円=平均値

買)((500円×1単位)+(450円×1単位)+(300円×1単位))÷3=416.6円(平均値)

  中央値400円<平均値 不利な値

買)((500円×1単位)+(400円×1単位)+(350円×1単位))÷3=416.6(平均値)

  中央値425円>平均値 有利な値

という具合に中央値より平均値を低く(売では高く)することを勧めている。

 

 等分割ではなく、不等分割で1-1-2-4であったり、1-2-4-5であったり、その時の感じで枚数調整をしている。

 

 

また、ナンピンについては、悪い手法の代名詞として扱われているが、「難」「平らにする」ということから、平均値を平にするということで立派な分割売買である。「下手なナンピン、スカンピン」という有名な相場格言がある。 この格言を持ち出して「ナンピンは危険だ、駄目だ」という意味の象徴としてミーハー投資本に紹介されているが、典型的な愚かな投資家によってイメージつけられたものである。

 

林氏も「ナンピンが危ないという話は、それで損をしたヘタクソが広めた馬鹿は話なのである。 要は上手にやれば良いのであって、ナンピンは何も危険ではない。 投資の世界で何々が危ないなんていう話は、全て失敗した人が広めた話であり、馬鹿馬鹿しい話である」としている。

 

それでも「ナンピンは行き当たりばったり玉を増やすイメージがある」 決して悪いことではなく、悪いのは感情任せで玉を増やすことが悪いことで大切なのは計画性なのである。

 

6.心の底からわかったのか

本書の中に、行動経済学について記載がある。 

要約すると

・初心者は、損を確定することが辛い。

損切りと利益を得ることは違うが、損切が勝つ方法である。

・初心者は、頭では損切は大切だとわかっているが、できない。

・チェスのプロは、アマチュアの次の1手は考えなくとも分かる。

・アマチュアの「勘」とプロの「勘」は全く異なる。

行動経済学では、アマチュアは意識レベルとプロは無意識レベル

他にもたくさん例があったが、本書でも紹介されている例をもとに解説すると。

大人は自転車に乗れる、子供に自転車の乗り方を教えるが、上手く教えることができない。 それは、無意識レベルで自転車の乗り方の感じを得ているから、いちいちペダルをこいで、上半身でバランスを取って・・・っと頭では考えずに自転車に乗ることができる。

 

つまり、場帳から値動きを読み取る、ツナギの入れいるタイミング、建玉の枚数が無意識レベルまで達成して初めて出来ることになる。

 

 7.ツナギを入れる本当の理由と実践における感覚

このお題については、筆者自身がツナギを入れて体得して解説したい。
6項でもお伝えしたように、筆者のレベルでは意識的レベルのため、今回解説を入れることは控えさせていただきます。 もう少し、本書を読み解き実践を繰り返しツナギを入れる本当の理由は一つの記事として紹介したい。

 

残りはツナギの種類実践の紹介である。 ドテンのツナギ、保険のツナギ、利益確保のツナギ、コストダウンのツナギそして限月間のツナギについて紹介されている。

 

 

 感想

 林輝太郎氏の『ツナギ売買の実践』と比較して、ココは?と思うところを中心にご紹介させていただきました。 

 

 増田氏とひと昔の相場師の違いは、行動経済学を学んでおり、投資家の売買が心理的どう有利なのか理解し、本書を解説している点である。

 ところどころ説明が不十分(長くなるので割愛している)のように感じるが、分割売買と同じようにツナギは相場師にとって心理的に楽であるということが分かった。 しかし、本当に分かったかどうかは、心の底からわかるには多くの実践をししっくりこなければ分かったレベルには達しない。(本書で述べている)

 

 初めて相場を学びたいと思う人へおススメできる書と言えますが、はやりプロ的で難しい。 ただ、一度読んでわかるような書籍では不十分なので、もし、本書を読む人は繰り返し読む必要があります。 

 

 また、林輝太郎氏の書籍ではいまいち理解ができない方にも良いと思います。 少しかみ砕いて、感じを得るヒント行動経済学を通じて紹介されています。

 

 本書を読んで、ツナギは絶対にやった方が良いかというと、そうとは限らないと思います。 その①で「勝っているトレーダーに共通点があるとすれば、それは、みなが、自分自身に合ったシステム(方法)を持っていることである。」とご紹介させていただきました。

 ツナギを入れることが煩わしい、ツナギを入れると建玉が複雑になる。 というのであればツナギは不要と思います。 林輝太郎氏も謳ってましたが、分割売買無意識レベルまで上達すると自然とできる日が来るかもしれません。

 

ツナギ売買の学習と実践 著書 増田蔵人 その①

 こんにちは友午です。

 

Amazonでとっても気になる書籍があったので購入しました。

 

著書 増田蔵人 『ツナギ売買の実践と実践』

 

 

このタイトルを聞いてもう一つの書籍を思い浮かべた方は数多くいると思います。

本ブログでもご紹介している林輝太郎氏の『ツナギ売買の実践』(同友会)です。

 

著者は、林輝太郎氏にかなり影響を受けており、崇拝している感じも受けて取れます。

日本でツナギに特化した書籍は林輝太郎氏の『ツナギ売買の実践』(同友会)が初めてとされています。 本書は2冊目という位置づけでツナギについて解説された書籍になります。

 ※立花義正氏の「あなたも株のプロになれる」では、ツナギ売買の売買譜があり、ツナギについて学べる書籍ではあるが、ツナギを主題としての書籍ではないので、増田氏としてはツナギの解説書としての扱いはしていない。

 

本書は、初心者向けに書かれているが、300ページ以上も文字で埋め尽くされている書籍で、チャートは一切出てこない。 ひと昔の相場師の書籍同様「当て物売買」「チャート分析」「ファンダメンタルと値動きの関係」否定し、戦術としての「分割売買」「ツナギ売買戦略としての「うねり取り」肯定している。

プロなら誰もが普通にやっているのに、初心者には全く教えられていないツナギ売買の実態を解説している。

 

それでは、本書を読んだ感想を述べてみたいと思います。

 (感想は最後の記事で)

 

まず、書籍の序盤で本書を書くことになった目的とプロの売買(ツナギとは)について紹介されています。

内容の要約とまではいきませんが、一部をご紹介(著作権の関係でまとめて)したいと思います。

1.増田氏が本書を書くことになった動機

相場においてプロとは一般的には

・証券会社などの機関投資家

・専業投資家(投機家)

であるが、前者の機関投資家は実際には違う。 彼らは、自らのお金ではなく顧客から預かった金で運用をしているし、普通のサラリーマンである。 個人の成績はあれども、所詮失った金は会社の金でもっと言えば、顧客の金である。

 

世に出回っている投資書籍のほとんどは、機関投資家の立場の人が書いた本である。 講演でも偉そうに上から教えてくれるが、技術的なことはほとんど語らず、ゴミカス書籍を書いている人たちと何ら変わりない。

※ゴミカス書籍とは、初心者向けの「1日5分の作業で毎月50万稼ぐ」「テクニカル分析であたなも5億儲かる」など、 林氏は「ミーハー投資本」、立花氏は「ゴシップ的」と揶揄している。

なぜ、このようなゴミカス書籍がたくさん世に出回っているか? それは、商材を売る立場の人は楽して儲かる式の書籍の方が売れるからである。 「ツナギ売買」や「分割売買」のような技術的な、そして、めんどくさい・・・なによりも、個人の感覚的なことに左右される書籍は結局読んだところでどこで買ってどこで売れば良いかわからないからである。

 

この、感覚的なことをうまく伝えたく著者の増田氏は、本書を書いたのであると思います。

 

2.ツナギの必要性と心理

ツナギとは、「買いに対する売り」「売りに対する買い」である。 これは手仕舞いではなく、新規ポジション(仕掛け)のことである。 相場においてできることは「買う事」「売る事」「枚数を調整すること」くらいである。

それくらいしか、できないシンプルな相場でなぜ利益を上げ続けられなのか?実践的な側面で伴ってくると非常に複雑になる。 「いつ」「どこで」「どれくらい」「どんな風に」売り買いするのが難しい。 だから、「どんな場面でツナギをすることによってどんな心理的効果があるのか」が大事である。

 

そして、心理効果は人によって変わる。 個々人性格が異なるように、ある人によっては、売手仕舞いする場面も別の人によっては、見逃す(継続)する場面であり。 ある人によっては、ツナギ売する場面だってある。

 

また、「勝っているトレーダーに共通点があるとすれば、それは、みなが、自分自身に合ったシステム(方法)を持っていることである。」

売買を積み重ねる過程において、「しっくりくる」という感覚を得られれば「自分の方法が確立している」ということになる。

 

証券会社の注文画面には、買いと売りの2種類ある。 

買建て後下がれば損になり上がれば利になる。 売の注文では「利益確保の売り」「ツナギの売」「保険の売」という注文の種類があるわけでは無い。 投資家が心理的な意味を持ち売建てをする。

例えば、「試し買い」という最小単位の注文をだし、相場の強弱をはかることがある。強いと思えば増し玉をする。 玉を持っているのと持っていないのでは相場の感じの受け取り方が変わってくる。 試し玉をすることによって潜水艦のソナーのような役割を持ち心理的な作用を受けていることになる。

もし、試し玉なしに注文をいれることは、潜水艦でいうソナーがないまま手探りで航行しているようなものである。

 

試し玉の損は、あまり心は痛くないが、本玉の損は心が痛い。 試し玉は初めから損をすることを前提に玉を建てているからすんなり損切ができる。 一般投資家でよくあるのが、損を確定する苦痛に耐えられれないことである。 このように試し玉と同じくツナギも心理的作用によって「正しく動けるようになり」「勝ちやすくなる」のである。

 

というような感じで、序盤では「ツナギの重要性」について記載されています。

序盤だけでも内容が濃く、相場の技術書を初めて読む方にとっては、なかなか難しく(本当の)意味が分からないかもしれませんが、大変良書という所感です。

 

中盤以降は、その②でご紹介したいと思います。

 

 次回予告

ツナギ売買の学習と実践 著書 増田蔵人 その②

・道具

建玉の操作とナンピン

・etc

(筆者の裁量によって内容が変更することがあります。)

 

 

 

株式におけるローリング

こんにちは友午です。

 

今回は株式投資におけるローリングについて考えてみたいと思います。

実際のところ株式においてのローリングはありません。

 

一般的にローリングとはサヤ滑りともいい、商品先物取引順ザヤのときに先物を売建てて納会まで保有することです。

 

では、株式においてはどのように定義とするのか?

以前に紹介した、著者 林輝太郎氏『ツナギ売買の実践』では。

 

信用取引の期限である6カ月間売建てを保有し、毎月売り続け期限の6カ月後に買い戻す。

 

王子HD(3861)を例にすると

 

2020年1月の初値は575円、6月の初値は539円

空売りし買い戻すと36円の値幅の利益です。

この要領で毎月売り続けると(買い続けると)

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売建てでは、639円分の値幅がになります。

買建てでは、639円分の値幅がになります。

 

直近1年半では買方有利の相場ということになります。

 

では、もっと長い期間ではどうでしょうか?

2009年~2020年で検証しましたが先ほどの表で示すと、とてつもなく長い表になるので一代足チャート(6カ月期間)をご覧ください。

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白抜きと黒抜きのロウソク足があります。

これは、六カ月で1本の足です。それを、ひと月ずつ書いたものです。
(1本目の陰線は2009年1月の初値から6月の初値まで)
(2本目の陰線は2009年2月の初値から7月の初値まで)
(3本目の陽線は2009年3月の初値から8月の初値まで)

 

では、2009年~2020年の値幅はどうなったかというと

売建てでは1189円分の値幅になりました。(買建てではになる)

 

その他の銘柄はどうでしょう

東レ住友化学日本水産ENEOSでも一代足を見てみましょう。

ENEOSは、2010年4月から

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東レ・・・売建てでは748円分の値幅がになりました。(買建てではになる)

住友化学・・・売建てでは976円分の値幅がになりました。(買建てではになる)

日本水産・・・売建てでは1217円分の値幅がになりました。(買建てではになる)

ENEOS・・・売建てでは100円分の値幅がになりました。(買建てではになる)

 

近年においては買方有利と言えるでしょう!

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なので、買方に回り資産形成をすることをお勧めします!

 

それでは・・・オワリ\(^o^)/

 

 

 

っとここで終わってしまえば、どちらが儲けられるか、損得勘定の内容になってしまいます。

 

相場師・技術者になる者としてもう少し考えます。

たかが5銘柄の検証では、検証不足ですしリーマンショック後の相場で検証をしていますので売方には不利な期間です。 また、相場にはうねりがあり、その時々によって買方が有利なのか売方が有利なのかに分かれます。

 

買方有利理論

① 日歩稼ぎがなくなった(昔は空売りをすると日歩といい利子を受け取ることができた)

② 日銀の買い支えがある

③ (個人投資家)インデックスファンドによる買い入れ

④ 株式はインカムゲインがあり、長期であれば投資家にとって利を得られる

⑤ 株式相場は年間プラスの成長率がある(歴史が証明している)

⑥ 株式会社は利益を求めて、株価を下げることを目的としていない

 

他にも理由はあると思いますが、上記の理由で株式においては買方が有利だと思ってます。

 

でも、私はコストダウンを目的とした売ツナギをしています。

売方の人間です。

以前、こんなツイートをさせていただきました。↓

 

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それに、日銀の買い入れもいつかはなくなるでしょうし、先進国を中心に少子高齢化を迎えています。 日本株の将来は(ずっと)明るいというわけにもいきません。

 

それに、一代足を再び見ると次は下げの順番です。

大きいロウソク足が何本も続く傾向があります。

それだけ、トレンドは長く継続するということを前提に考えると、売方有利の相場が回ってくる思ってます。

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いつ買方有利の相場が終わり、いつ売方有利の相場が訪れるか分かりませんが、安値で現物株を買い仕込み、6カ月以上の上げが続けば売方に回れるコストダウンのツナギは決して大利をもたらすやり方ではありませんが、下げ相場でも資産を守り増やしていけるやり方だと思います。

 

筆者は現物株を持っての売方です。
本当の売方ではないかもしませんが(むしろ買方なのかもしれないw)、『ツナギは知性のあらわれ』というイギリスのことわざがあります。 考え方によっては、技術的巧妙を抑えた売買なのかもしれない。